はざま
人は生涯に数多(あまた)の他人と関わり 間~出逢いと別れを繰返しながら生きてゆく~ 人間とは邂逅(かいこう)の連続 迷惑をかけてはいけない と いうけれど 赤ん坊は泣くしか伝える方法がなく おむつやミルクの世話をして貰う 年老いた親が「子どもに迷惑をかけたくない」と だけど困った時は お互い様さま... 続きをみる
近江 遠江
列車の窓から海が見えると はしゃぐ級友 其は おうみ也 海は とうと うみ 石山寺のあと 夕暮れて 大津の宿へ 部屋を訪ねてきたのは となりのクラスの友 歴女 晶の字 「近江京は どのあたり?」 湖水に映る街の明かり眺め 夜通しベランダで語り明かした 次の日は京見物 三十三間堂 自分似の仏像を見つ... 続きをみる
小春日和
今日は いい夫婦の日 2年前 この日に父が倒れた 妹から連絡を貰うが その年は 猛烈な吹雪 列車は止まり陸路も ホワイトアウト 翌朝、病院に着いてみれば 病床の父は威厳に満ちた様子の すまし顔^^; リハビリ頑張ってゆきましょう、と 逞しい理学療法士さんに支えられ 励まし 時にはちょっぴりイジワル... 続きをみる
驟雨
総司は刀を手にし まんじりともせず 相手の出方を窺うのみ ~中略~ やがて、驟雨。 これは私が高校生の時に書いたもの (お粗末ながら^^;) 沖田さんの顛末を調べてみても解はない ならば せめて吾の願いを込めた 黒猫を切り捨てようとした などと吾は思えぬゆえ ひょろりと痩せ背高く 稽古時は大人さえ... 続きをみる