ささやかな幸せ福々暮らし

幸せ福よび 楽しく暮らす日々

ゆかり

修学旅行で
京都方面に行った


到着して最初の訪問は
石山寺


ずいぶん質素なところで
暮らしたもの と
不思議な感覚


今年の秋
ふと目にしたのは
盧山寺の庭


風なびく桔梗花
紫を愛した師は


おなご なるものは
おくゆかしく隠しておくもの


そして
見目ではなく



あれやこれや思い到って
光る君の物語を綴った


 桐
 藤
 紫


吾の桔梗好きは
なぜだろう


蕾を指ではじいて
叱られたのは
おなじ7日うまれの友 明の字


今日は新月
願いを記そう
紙に


朧月夜
望月


驕ることなく
謙虚に


その業の
つぐない終えて天に戻りし者
その微かな笑み思いだし


新しい年は


濁り酒を飲もう
ほんの一杯だけ