驟雨
総司は刀を手にし
まんじりともせず
相手の出方を窺うのみ
~中略~
やがて、驟雨。
これは私が高校生の時に書いたもの
(お粗末ながら^^;)
沖田さんの顛末を調べてみても解はない
ならば せめて吾の願いを込めた
黒猫を切り捨てようとした
などと吾は思えぬゆえ
ひょろりと痩せ背高く
稽古時は大人さえ負かしたとか
なれど
剣を置けば
ひと懐こい笑顔の甘いもの好き^^
前置きは、さておき^^;
驟雨(しゅうう)
現代では「にわか雨」という意味のようだが
ちょいと違和感・・・
高校生の頃、このような表現で書きたいと
恩師に訊ねる(先生たじろぐ^^;)
梅雨の終わり、にわか雨が降ったあと
からりと晴れた蒼い空のむこうには
もくもくと入道雲が発達する
「やがて夏」
ここに総司の生き様を主観したいと思った
そのとき恩師が教えてくれし
驟雨
あのね梅雨の終わりに強い雨が降るでしょう?
それを驟雨と呼ぶんだよ
夏の季語にもなっているから
浮かぶ好々爺の面影
漢文に詳しく、江戸の時刻にも
助言をくれた
今日の暑さに 太陽を見上げてみる
その好々爺が
夏ぞ来む ならば備えん
とぞ笑いかけよし^^
忠の字ぞ 共にありけぬ 夏の彼方に
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